フルオーダーメイドで手描友禅の着物・帯を仕立てる金田京染店です。

 




店主ご挨拶


「きもの」は、仕立て上がるまでに様々な行程をたどります。その、各々の行程では、それぞれの職人のプロの技が加えられますが、幾人もの人の手が介されるが故に、実際に「きもの」を楽しむお客様自身の趣味・趣向やニーズが反映されづらいという欠点もありました。


実際に「きもの」の企画や制作指揮をとる問屋さんは、われわれのような小売店とは異なり、直接にお客様と対することはほとんどありません。 そのような環境下でいくらお客様に喜んでいただけるような「きもの」を企画しようとしても、やはり細かなニーズは拾いきれないままでした。

そして、「きもの」は年を重ねるにつれて、どんどん日本の人々の中で疎遠になっていきました。

京都にたくさんある「きもの」関連の工房で、腕のある職人たちも、腕をふるう機会になかなか恵まれないという悲しい現況も聞こえてきます。

「きもの」は、母から子へ、そして子が親になり、その娘へ・・。 丁寧に手入れをされ、時には色を染め替えたりしながら、代々と受け継がれるものでした。

「使い捨て」という言葉が生まれて久しい日本の中で、ものを大切にする心を忘れないよう、そして日本の伝統工芸の技を絶やさぬように、「きもの」の素晴らしさを今こそ伝えていきたいと思います。

現在は、若き日に京都で同じ時を過ごした染色作家の内藤氏と共に、お客様の想い出の風景や、大切なな想いを「きもの」に描く、オリジナル手描友禅の制作を進めています。

時には、お客様の想い出の地へ出向き、そのデザイン案のもととなる写真の撮影から手掛けることもあります。制作に入る前に、お客様に着用イメージをご想像いただけるよう、お客様の顔写真と仕上がりイメージをパソコンデータで合成して、お見せすることも行っています。

手をかけ、想いをこめてお作りした「きもの」は、これまでに100作品以上に上ります。
出来あがった作品をご覧になった時の、みなさまの笑顔のため、これからも大切な一枚を作り続けたいと思います。

金田京染店 店主 金田眞一

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